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車いすでぷらと観光 ー 季節のお出かけブログ
ふじのアートヴィレッジ  相模原市緑区

(写真:2015年10月初)
秋の空がぐんと高くなりました。各地で屋外イベントもさかんになる季節。今回は圏央道の開通で、よりアクセスが良くなった、相模原市の藤野地区(旧藤野町)をご紹介します。藤野はかつて戦時中に芸術家達が疎開をした地であるという所以もあり、神奈川県の芸術村構想地区として活性化された地区だそうです。美しい里山の景色に囲まれたアートの棲む村で、芸術の秋を楽しんでみてはいかがでしょうか。
「ふじのアートヴィレッジ」は中央道相模湖インターから約5キロほど。円弧状に並ぶ9棟の小屋は、なんとギャラリーなんです。取材日は平日だったのでお休みでしたが、週末は作家さんが集まって実演や販売など賑やかに営業しています。
ギャラリーを窓越しに覗き・・・。これだけでもなんだか楽しい。ガラス工芸や、木工、陶芸、七宝、ファブリック、骨董など、クラフト作家が集結しています。毎月第4の週末には特設テントが増え、イベントで盛り上がるそうですよ。
各常設ブースの詳細はコチラ
気になったギャラリー。
里山を背景に、猫の置物がぽかぽかと陽だまりに包まれていました。ひとつひとつ、すごくよく出来ています。主のいないこの部屋で、今にも起きだして大欠伸でもしそうなほど自然体・・・。
こちらは古美術ギャラリーのようです。猫好きな作家は多いけれど、ここの猫はふっと気の抜けた表情が多くて、好きだなぁ。陶器の器なども、なかなか興味深いブースでした。
おっと!
屋根の上にも・・
いた・・
ギャラリーはCLOSEでしたが「野山の食堂」は営業していました。オーガニックな食材をメインにしたメニューで、女性ウケがとても良さそうなカフェレストランです。テラス席もあって、のーんびりとランチを楽しめます。
こちらではカレーを注文。ヘルシーな食材で美味しかったですよ。普段はガツンとスパイスの効いたカレーが好きだけど、風景に馴染むマイルドな味で、たまには良いかな。食感の美味しい食材も良かったです。
アートヴィレッジの坂下に、県立「藤野芸術の家」という立派な施設があります。ここではホールや宿泊施設、広場、工房などがあり様々な創作活動などを楽しめるので、週末はファミリーやサークル活動などが盛んです。バリアフリーはとても充実しています。
この、なんてこと無い通路。歩くと不思議な感覚に見舞われます。自分の動きに合わせて音が流れだすのです。街のショッピングモールにあるような、アレではなくて・・・、もっと自然と一体化するような音なんですが・・・。
通路に敷き詰められたこの木材がまた、ポコポコポコポコと、音の和に加わって・・・、綺麗なハーモニーが流れるんですよ。車いすだとどんな音だろうか・・・?
この通路はぜひ一度、体験してほしいですね。
ここでは陶芸や木工、ガラス工芸、染色等、様々な体験ができる大きな工房があります。週末などの混み合う日は予約が必要ですが、席さえ確保できれば、リーズナブルに一日中モノづくりに没頭できる場所です。
ガラスのサンドブラスト(ガラスに模様をつける)や手びねりの陶芸など。初心者でも丁寧に指導してくれます。車いすの方でも体験できます(介助者は必要です)。事前に受付で相談してください。
体験工房の詳細はコチラ

「藤野芸術の家」から車で5分ほど。「BC工房」というギャラリーを覗いてみてください。木材の椅子にこだわる工房のギャラリーです。職人の心意気を感じる椅子達が、ずらりと並びます。
ひとつひとつ手づくりの美しい椅子ですが、比較的リーズナブルです。下手にイタリア製などの高い椅子を買うのであれば、断然コチラがおススメです。工房直売なのでメンテナンスはもちろん、生活スタイルの変化に応じた作り替えにも応じてくれるそうです。
この囲炉裏テーブル、いいなぁ・・・。木も一枚一枚、表情が違うので、同じものはふたつと無いんですよね。一生つき合う家具を買うなら、作り手の顔が見えるこういう工房が安心ですね。
ギャラリー入口の扉。
「彫刻のドア作ってます」と添えられた貼り紙。
んーーー、かっこいい!!スペインでたくさんカッコいいドアを見てきたけど、この「彫刻のドア」も負けてない!
木材の車イスはさすがに無理ですが・・・。
リビングで休む一脚の椅子にもっとこだわってみたら、快適な時間が少し増えるかもしれません。ここは、一人一人の身体に合わせた椅子を形にしてくれる工房です。


「ふじのアートヴィレッジ」までの福祉タクシー利用料金は?

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